TOCFL(華語文能力測験)を台北で受けました

2021年1月9日に台湾の公式中国語検定であるTOCFL「CAT(華語文電腦化適性測驗)」を初めて受けました。

中国語の試験は4、5年前に受けた「中国語検定」以来です。

今の自分の中国語のレベルを知りたくて受けてみました。

TOCFLとは

台湾の国家中国語能力試験推進委員会による、中国語を母語としない人向けの台湾華語能力試験です。

台湾で話されている中国語『台湾華語』の実力を証明する資格になります。

台湾の大学入学や就職の際に中国語の能力の証明として使えます。

今回、PCを使った解答の正誤から判断して次の問題が出題される「CAT(華語文電腦化適性測驗)」を受けました。

試験時間はおよそ2時間です。早く解けばその分早く帰れます。

リスニング(約35問)とリーディング(約35問)の二部構成です。

問題形式は、与えられた選択肢から回答を選ぶ4択(たまに3択)問題です。

申し込み

TOCFL公式申し込みサイト→https://reg.sc-top.org.tw/index.phpより申し込みができます。

以下、申し込み方法を説明します。

右側にある「考試報名」をクリックします。

初めての申し込みの場合先に登録の必要があります。登録済みの方はログイン

ログイン後の画面。

今回の説明では2021年3月6日のCAT試験の申し込みで説明します。(実際に試験を受けたのは2021年1月9日)

申し込み可能なテスト一覧が表示されるので、受けたい試験の試験会場を選択します。

会場を選択すると上記のように表示されます。CAT自評等級からレベルを選択(自己申告)します。

レベルはA~Cの3段階に分かれています。

Aは初級、Bは中級、Cは上級です。

この自己申告したレベルにより始めの出題が変わります。そして試験は回答の正誤によって次の出題問題がかわります。

間違いが多いとレベルを下げた問題が出て、正解が続くと難しくなります。

そして獲得した点数(満点は100点)により、6段階のうちのいずれかのレベルの証書がもらえます

私は「Band B」で申し込みました。

レベルを選択した後の画面です。ここでしっかりと間違いがないか確認してください。

そして「確認報名資料正確」をクリックすると申し込み完了です。

続いて支払い方法の選択をします。クレジットカードかコンビニ払いを選べます。

3日以内に支払い手続きを完了させる必要があります。

クレジットカードの方は「信用卡付款」をクリックします。

ちなみに「列印繳費単」を選択した場合は上の様に表示されるのでプリントアウトします。

試験会場(台湾大学)

私は台湾大学で試験を受けました。

台湾大学の敷地はとっても広いです。

試験会場となる「外語教学暨資源中心」は敷地の一番北側にあります。

最寄り駅は「MRT科技大樓」です。徒歩10分ほどかかります。

北側の門から入ったところ。広々していて、緑がたくさんあってとてもすてきな雰囲気です。こんなところで学生生活送りたい。

門を入ってすぐ右手に「語言訓練測験中心」がありますが、ここではないので気を付けてください。私は間違いました。。

まっすぐ進んで一つ目の道で右に曲がります。写真は右に曲がった後の風景です。

少し行くと右手にTOCFL試験会場である「外語教学暨資源中心」があります。

会場に入れる時間が決まっていたので、外にはたくさんの人がいました。試験仲間!ちょっと親近感を感じる。

試験中の様子

試験会場の教室前には氏名リストが張り出されています。

自分の名前がある事を確認して教室に入ります。

証明証(居留証、パスポートなど)と筆記用具のみ座席に持っていきます。

それ以外の物は教室前方の床に置いておくように指示されました。

試験管の指示に従って試験前の準備を進めます。

試験管によって、一人ずつ本人確認をしていきます。

試験開始の合図とともにクリックして試験が始められるようになります。

自己申告したレベルにより出題の難易度が変わります。

ただし、レベルBで申告していても間違いが続けばレベルが下がった問題が出てきます。

試験が始まって何問か解いた後に、突然簡単な問題が2問続きました。

2問答えた後に、また突然難しい問題に戻りました。

簡単な問題が出た時には、ショックでした。

間違ってばかりなんだ。。でもこれぐらい簡単なのはわかる!私はもっとできるのに~と泣きそうになりました。

すぐにレベルが戻ったのでほっとしました。が、問題は難しくて、自信を持って回答できたのはほんの少しです。

ほとんどが、これかな??これっぽいかな?ぐらいの感覚で解いて行きました。

回答スピードは人によって違うので、終わったひとから帰っていきます。

一番早い人は私より20分ぐらい早く帰っていった気がします。

一人また一人と試験を終えて帰っていきます。

最後の方は集中力も切れてとにかく早く終わってくれ~っと思っていました。

一問終えるごとにこれで終わりかな!?と思っては出題されてがっくりしていました。

そして試験は突然終わります。

回答を終えたらすぐに試験結果が画面に表示されます。

リスニングとリーディングの得点が表示されるので覚えて置くと良いです。

自分がどのレベルを突破したか確認できます。

合格基準と証明書

試験から3週間ぐらいしてレベル証明書が郵送されてきました。

少し輝いたしっかりとした紙でできていて、立派な感じです。

試験の結果、「高階級(Level 4)」の合格基準を満たしていました。

こちらはリスニングとリーディングのそれぞれの点数と、回答からみる私の理解度の解説が書いてありました。

合格基準です。

私はリスニングが65点、リーディングが71点でした。

リーディングは後1点で流利級の基準点でした。悔しい~。

まとめ

今回、久しぶりに中国語の試験を受けて自分のレベルを知れる良い機会となりました。

実は試験前は流利級に合格できるかな?なんて思ってたのですが甘かったです。。

試験は難しかったです。

TOCFLで高得点をとるにはニュース用語や書き言葉、慣用句を勉強する必要があります。

また気が向いたら受けようと思います。(数年後かな・・・)

この記事を書いた人

うにょママ

元駐妻。7年半過ごした台北から2022年2月に本帰国しました。
このブログではWeb制作の勉強、台湾生活、子育てについて気ままにつづっています。